ARIA9巻 考察part1

長くなりそうなので2回に分けます。

久しぶりなので気合入れました(`・ω・´)ゝ”





ずっとずっと変わらない 今の私自身そのもの

水無灯里



この所あまりARIAらしくない話が続いていたので、久しぶり

の初期テイストにほっとした作品です。見開きもしっかり

あったしね。


    • 遠い未来にまた会える

ちょうどこの作品が掲載されたのは、ARIA THE ANIMATIONの放送が

始まったころ。天野先生も毎週楽しみにしていたらしく、この話

にもアニメ版の影響が伺えます。



話の内容としては、古くなって朽ちてきたARIAカンパニーの

彩色パリーナを、灯里が新しく作り直す話。彩色パリーナ

カンパニーの象徴ともいえるもので、灯里にとっては前代未聞の

大役だったようですが…。



この話では、彩色パリーナは時の流れの象徴として扱われています。

アニメ第一期のテーマは「過去から積み重なる思いが生んだ奇跡」。

初代のグランマから積み重ねられてきた思いと願い、そしておそらく

その過程で生まれたいくつかの奇跡。それを見てきたのがこの

彩色パリーナだったのでしょう。



灯里は言います。時が流れても、このパリーナを見るたびに今この時の自分

に会えると。それは瞬間の記録であり、考えようによっては後ろ向きとも取れる

かもしれないし、あるいは前に進むための支えなのかもしれない。近い未来、一人前

になった灯里がこのパリーナを見てどういった思いを抱くのでしょうか。

是非その話も見てみたい所です。



P26〜28にかけて、「おにぎりをのどに詰めて瀕死→お茶を飲んで回復」する

アリア社長劇場がアリシアさんの思い出話の裏で展開されています。




  • Navigation42 自分ルール




私はアリスちゃんの味方気取りなの

〜アテナ・グローリィ〜


    • 影じゃない所は全部マグマなんですっ

小学校のころよくやりました。横断歩道の白じゃない部分を踏んだら

ダメージを受けるとか、影以外を通ったら罰ゲームとか…、そういうたぐい

の遊び。当時はドラクエ全盛期だったので影以外は毒の沼地で踏んだら

ダメージとか、水溜りはバリアだから15ダメージとか…、当時はそんなのに

本気だったから、本気で一歩につき5ダメージ受けてるような気持ちでやって

ましたからねえ。当時を振り返ってみたらアリスタソの気持ちも良く理解できます。


それくらいか…、アテナ&アリスの百合カップルに萌える以外は特になんにも

ない回でしたから。確か連載時はspecial navigation扱いだったような気もするし…。

まあしかしアテナさんのアリスタソ溺愛ぶりは素晴らしい。




  • Navigation43 幼なじみ




「今はもう一緒にくるくる 輪っかの内側じゃん」

「オレ様のためにこの火星があるんだっ!」

〜晃・E・フェラーリ


9巻を見て晃さんに転んだ香具師が相当多いと思われますが、

自分もその一人であります。晃様最高。



後、小っさいアリシアちゃん(失礼)も激萌。ちょっと人見知りで

好きな男の子の後を一生懸命追いかける健気な少女、って感じで。

この二人の少年少女時代(失礼)をもっと見てみたいなあ。




あんまり関係ないけど暁やウッディーは敬語なのに

アル君にはため口で話す灯里が超絶萌えポイントだったの

ですが私だけですかそうですか。


    • くるくる回ってめぐり合う

地上でウンディーネを目指す晃さん達と、

浮島でそれぞれ過ごしていた暁さん達の時間の輪は、

10年程前、ほんの少しだけ交わりました。

そして、その後も回り続け、くるくる回る輪はふたたび5人を

同じ火星の上で巡り合わせました、そういう話。




地球出身の自分は輪っかの外側だという灯里に、晃さんは

もう灯里も輪っかの内側だと語りかけました。




10年ほど前偶然交わった輪は、おそらくもう巡り合う事は無く

くるくる回っていた事でしょう。輪と輪がふたたび交わった時、

その中心にいたのは新しい輪である灯里。




灯里が火星で過ごした時間は他の5人に比べると短いもの。

でも、その時間の中で積み重ねていった出会いは、

ひと時の出会いでしかなかった点を、くるくる回る輪に変えました。

時を経てふたたび同じ同心円状を回り始めた二つの輪の中心を回って

いたのは灯里という時間の輪。晃さんはそのことをわかっていたのでしょう。