コミックブレイド10月号より(例によってネタバレ)
- ARIA The Natural9月放送分(ネタバレ)
レデントーレが最終回と予想していましたが、外れました。最終回は意外といえば意外
ながら、なるほど、という面も。
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- 23話 その 海と恋と思いと…
〜原作該当無し(オリジナル)
結婚記念日をネオヴェネツィアで迎える年配のご夫婦をもてなす準備に余念の無い灯里。
しかし、肝心のご夫婦は…?
ここに来て初の全編オリジナル。紹介文だけではなんとも判断し辛いので、本編を楽しみに
しておきます。
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- 24話 その 明日のウンディーネに…
〜Navigation44 プリマ・ドンナ
〜人は自分自身で嫌な事を何倍も重くしているんだ〜
最新9巻から三つめのアニメ化話。ARIA THE ANIMATIONの時のネバーランドのような、
幸福論や癒しを前面に出さず、もう一つのテーマである「なってみせましょう一人前のウンディーネ」
に関するお話。結論から言うと、灯里達にとっては辛い経験になります。でも、この話を通して彼女達は
本当の意味での一人前になるために大事な事に気付きます。
アクアという星、ネオヴェネツィアという町は理想郷ではない。楽園に見える世界の裏側、一つの真実が
顔を出し、見ている側は癒しを忘れ、現実に引き戻されるかもしれません。それでもあえてこの話を
佐藤監督が選んだのは何故なのか。本放送の中にその回答があるはずです。
成長物語としてのARIAは、この話を持って一旦の完結となるでしょう。
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- 25話 その 出逢いの結晶は…
〜Navigation20 レデントーレ
〜今ここにいる私達は 3人がいなかったら巡りあえなかったかもしれない 素敵な出会いの結晶です〜
最終回ではなく、最終回手前でした。とはいえこのシリーズ自体がこの話をもって一旦の終息を
迎えるのは間違い無く、気をつけないとこの回が最終回だと思って次を見落としてしまう人が
出てくるかもしれません。
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- 屋形船に乗る候補者達
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- 間違いなく乗る(原作での乗船客)
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アリシアさん
晃さん
暁
アル
ウッディー
郵便屋さん
グランマ
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- 原作では乗ってなかったけど…
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アテナさん(20話の段階ではまだ登場してなかったので)
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- 乗るんじゃないかな(有力候補)
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アイちゃん
カフェフロリアンのマスター
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- 乗るかも
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ケットシー(沈没の恐れ有り)
噂の君(こっそりと)
狐面の少年(やっぱりこっそりと)
クライマックスはどの歌を使うかな。やっぱりシンフォニーか
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- 26話 その 真っ白な雪の中で…
〜Navigation28 スノーホワイト
〜その時 ふと思ったのよ こんな大人になりたいな――ってね〜
ある日、灯里はアリシアさんに問いました。
「子供の頃、どんな大人になりたかったですか?」
アリシアさんは何も言わず、雪だるまを作り始めました。
雪だるまは通りすがりの見知らぬ人も巻き込んで、どんどん大きく
なっていきます。そのどんどん大きく
なっていく雪だるまこそが、灯里の問いに対するアリシアさんの回答でした。
「出会い」は、多少の痛みを伴なうものだと思います。繋がって得るものもあれば、失う
ものもあり、嬉しい事もあれば傷つく事もあります。傷つく事を恐れて、人との出会いを
求めない時期が、自分にもありました。でも、佐藤監督が以前インタビューで言っていた
ように、灯里をはじめとしたアクアの人たちは、「出会い」に対して警戒感がないんです。
そんな事考えてもいないのかもしれないし、それを分かった上で受け入れているのかもしれない。
この話の中で雪だるま作りに参加したのは、いずれも年配の方達。アリシアさんが「こうなりたい」
と思った人達。その人達は、なんの警戒心も無く、ごく自然に出会い、ごく自然に別れていきます。
この回で描かれるのは、エピローグ的なものになるでしょうが、小さな出会い、ひとときの出会い
の結晶、それを演出するネオヴェネツィアという町そのものがメインになりそうです。