ARIA The Naturalパーフェクトガイドブック購入

ARIA The NATURAL パーフェクトガイドブック

2000円…なかなかいい値段でした。他にも色々買ったので年末にこの出費は痛過ぎる…。

とはいえカラーも多くてドラマＣＤも付いてて内容には満足しました。計画的に出費しない俺が悪いのさ…。

やはり見所はARIA The Naturalについて語り合う佐藤順一監督と天野こずえ先生の対談。
元々天野先生が佐藤監督のファンだったという事と佐藤監督がARIAのファンだったというのは
知っていたのですが、お二人の話を見ているとなんというか、気持ちのリンクというか、
作品のテーマや本質について、互いにしっかり共有できていたんだなあ、というのが
伝わってきました。後、構成の裏話もいろいろと…本来の最終回の予定はやはり「レデントーレ」
だった、とか、「スノーホワイト」は本来シリーズ構成に入っていなかったとか…、最終回にこめられた
佐藤監督の思いも聞けたりとか。
ナチュラルの１話１話に天野先生と佐藤監督のコメントが付いてたりとか、予想以上に読み応えがありました。

アイちゃん目線で描かれるSPECIAL NAVIGATION「小さい秋」。
「春夏秋冬」のアイちゃんバージョンといった所か。最後のオチにややうけました。
アイちゃん目線なので灯里やアリシアさんが常に見上げる目線で描かれていたので、
灯里がいつもより大人に見えたのも新鮮でした。

付属のドラマＣＤがまた…灯里、藍華、アリスの３人をそれぞれ主役にした３話＋、正真正銘２期のラスト
となる二年目のアウグーリ・ボナンノで締め。

アリシアさんの通販マニアの真相が明かされる「今年最後の素敵」、
大晦日の夜、晃さんから藍華への粋なプレゼント「寒い夜だから…」、
アリスちゃんからアテナさんへの愛の（？）告白、「ありがとうの香り」
そして全員集合「アウグーリ・ボナンノ」

「寒い夜だから…」は晃さんから藍華へ心理テストを出す所があるんですが、単純思考というか
全部予想通りの答えでした。さすが俺の嫁
アル君と二人っきりでしどろもどろになる所は相変わらずだなあ。原作でもアニメでもちょっと
恋愛分が不足していたのでアル君の出番があったのは素直に嬉しかったですね。

「ありがとうの香り」は要するに恥ずかしがりのアリスちゃんがアテナ先輩に「ありがとう」を言うまでの
奮闘を描いた話なのですが、
どう聞いても愛の告白をするようにしか聞こえませんでした。
ちょっと最近百合脳に侵され過ぎかな…。
しかし川上とも子さんのアテナさんは相変わらず萌え過ぎる。

そしてアウグーリ・ボナンノは描かれなかったナチュラル最終回後の年越し。これでアニメ二期は正真正銘
のオーラスといった所でしょうか。

原作はまだ続いているし、関連商品もまだまだ出るけど、いつかは原作も最終回を迎えて、アクアでの灯里達の
日常は遠い世界の出来事になってしまう、そんな日がやがてはやってくるんだと、そういった暗示をしている
ような話でした。

佐藤監督が言っていた理想の終わり方、区切りはつけるけど、登場人物達の日常はそのまま
続いていく、そんな余韻を残すような終わり方。

それはある日突然、なんの前触れも無く去っていく、そんな意味も込められている訳で…。
ドラマＣＤの話は幸せな話だったんだけど、そんな一抹の寂しさも合わせて込められていたような
気がします。