「ぼくらの」6話 「情欲」感想等


パイロットに選ばれたカコ。逃げたカコを探す少年達。
思い出の水族館、現れた敵。
カコの前に現れたチズに対して、カコの取った行動は…。


今回も敵の出現シーンは圧巻。妙な効果音をつけないから余計に迫力が
あるのかな。ビルの中に静かに巨大な敵がたたずむ様は既にそこが
正常な世界でなく、崩壊が始まった世界であることを印象付けていると思う。


さて、今回のコエムシの言葉から、敵は適当に現れるわけでなく、「ジアース
パイロットに選ばれた人間の近く」に現れる、という事がわかった。
そうすると、今後パイロットに選ばれた人間は国防軍によって隔離されて、
絶海の孤島とかあるいは海上とかに隔離されるという欝な展開もありうるな。
それにしても今回の蓮みたいな敵の動きは面白かった。薄っぺらい体を回転
させて敵のミサイルを避けるとはwww
後、今回の敵はかなり容赦なく建物やら飛行機やらを破壊してたな。
ジアースみたいに少年達が乗っているロボットだとすると、今回の敵の
パイロットはコダマみたいなタイプの奴だったのか。で、先週はコモ
とかカナたんみたいなタイプだったのだろうか。



今回の水族館はカコ君の思い出の場所だったのかな。チズとキリエはカコと
同じ学校らしいし、知ってても不思議じゃないか。カコがイルカに対して
「こいつも俺と同じで、逃げられないんだぜ」っていう台詞は泣けた。
今回のカコ君は「ルール」を知った上での戦闘、というこれまでの二人とは
状況の異なるパターン。そして、カコ君は逃げてしまった。
結果としてジアースの中に現れたのは、無残な死体となったカコ。
死んだままでカコが転送されてきた時はさすがにゾクっとなったな。
戦って死ぬか、戦わないで死ぬか。DVDのキャッチコピーが思い出される。
今回で登場人物達に印象つけられたのは、逃げられないという事。


予告を見ただけで痛かった例の自暴自棄のシーンはやはり痛かったです。
後数十分で自分は間違いなく死ぬ、そんな状況の中で何を心のよりどころ
にするか、それが他人でなければ自分の欲望な訳で。なんか見ていて
GOING STEADYの「童貞 SO YOUNG」の「一発やらずに死ねるか」って
いう歌詞を思い出してた。ギリギリの状況でカコが求めた希望は、「情欲」
カコの心情は理解出来ない訳ではないけど、どうも感情移入はできなかった。



次週ぼくらの「傷」。戦う前にパイロット死亡という状況で、おそらくカコを
間接的とはいえ「殺した」チズの回か。
かなりエロスティック(何)というかアダルトな内容になりそうだけど
あまりwktkしないのは何故だろうか。