デュラ・狼2/22

俺の精神を来週のジャンプ発売日まで飛ばしてくれるだけの簡単なお仕事募集中。若干動転気味だったがしばらくしたら落ち着いてきた。とりあえず杉t・・・じゃなくて頼むぞ鴆さん。



「最初に言っておく。俺は暴力が嫌いだ」
平和島静雄さんのメイン回。今回はいつも以上にOPの演出が良かったですな、数多の人間の証言を経て、最後にそれらの人々の声を重ねるようにして静夫さんの名前が出てくる所、ドラマとかドキュメンタリー映画みたいな良演出だと思った。


暴力が嫌い、っていう言葉、これまでのお話を見てきたりOPのを見た人にとっては「お前が言うなwww」的な感じで受け取られるんだろう、なんか俺も最初はシュールに感じた。でも、話が進んで過去のいきさつやら静雄さんの本心や心情が語られていくうちに、何度も劇中で繰り返すこの言葉の意味がだんだん違ってくるように感じられる。同じ言葉が、時間の経過と共に印象が全く違ってくるんですよね、本人は同じ事を繰り返してるだけなのに、そこはちょっと面白いと思った。


脳のリミッターが外れているから馬鹿力が出るという事か。力を出す度に体が壊れていって、それが治るたびに強くなっていって今の彼がある、と。骨折した骨が骨折する前より強くなるっていうのはよくスポーツ系の漫画とかで出てくるけど、その類なのですかね。でも体に負担がかかってるのは間違い無いだろうし、続けてるとヤバイ事になりそうな予感はしないでもないが・・・新羅が高校の時に「検査させて」だ採血させてだと言っていたのは、興味本位よりも心配のほうがあったんじゃねえかとも思いますが。セルティや臨也さんと会ったのもこの頃か。セルティとは「君と僕は似ている(それ何かアニメのOP」みたいな感じなのか、もうちょっとここ掘り下げてほしかったな、興味本位で。それにしても臨也さんマジ外道・・・見かけた瞬間から声もかけずに全力で潰しにかかるだけの理由について少し納得した・・・いやー、本当に天敵なんだな。そして回想部分で静雄にちょっかい出してたクソガキの声のうち一人が沢城さんだった事は俺は聞き逃すべくも無し(日本語は美しい)、少年AはEDでクレジットされてたから少年Bかね。


六話みたいにちょっといい感じの最後かと思ったら天敵登場で咆哮で終わったのは致し方ない所か、それにしても小野さんも太い声出るよなあ、と全体的に感心していました。


タイトルでどうなったか予想があらかじめついてたが・・・一誠兄さんェ・・・
前回前々回と暴走の兆候はあったが、今回遂に「発症」?家族の口ぶりを聞いていると、どうやら伝染病とかその類の物のように思えてきた、妹の五十鈴もそうなる可能性があると言ってたし。まあ五十鈴がそうなるのは一話冒頭を見る限りは決まっているようですが。


まとめると

    • 「暴走?」しそうになると村の自警団みたいな人たちが来る。おそらく対象者を隔離したりするんだろうか
    • 症状を沈めるには病院でもらえるカプセルが必要。これまでの事から考えると中身は八朔ですかね
    • 兄さんにキスされた兄さんの後輩を「あなたも無関係ではない」と言われて連れていかれた。・・・という事は、感染するものなのだろうなと推測される。


作者が同じだからか雛見沢症候群と同じような感じを受けるなあ。これまでは院長先生は悪者とか黒幕なのかと疑っていたが、どうやら逆か。住人を助けようとしている側か・・あの製薬会社のセールスマンと交渉しようとしているのも、治療薬を作ってもらおうとしていたのかね。眠もあの暴走した人間の「始末」はやむを得ずやってるみたいだし、「敵」が何なのかはまだ見えてこないな。それにしても今回は「転校」でなくて「引越し」なのね。そろそろ冒頭のシーンが出てきそうでアレですが・・・あの状況になったらもう治らないのかね。