ARIA The Natural#24 「その 明日のウンディーネに…」
navigation44「プリマ・ドンナ」より
〜この手袋が守ってくれていたのは、中の手だけじゃなかったんだ〜
最後のオリジナルの展開が素晴らしかったですね。3人が手袋を
太陽にかざすと、手袋が透けて見える→手袋無し、プリマになった自分達
の姿が映る、という演出でした。青春っていいな(違
後、晃役の皆川純子さんの演技は今回素晴らしかったですね。いつもみたい
にすわっとか豪快なのは無かったけど、「批判や痛い言葉を自分の中で受け止め
て、なにもなかったように笑ってみせる」プリマの姿を静かに好演していたと思います。
以下雑感
今回晃さんが言っていた事も、アリシアさんやグランマの言葉も、
広く考えればつながっているんだ、と思った。
辛いこと、苦しいことがあっても晃さんがいうようにしっかりと
自分の中で受け止めて、グランマがいうように人生をより楽しむ
ための隠し味、と変えてしまえば、自分をとりまく世界がどんな
であっても、その世界が素敵な世界になるんじゃないかな、と。
でも、それは心が強くないとできない事。今回の藍華のように
現実を受け止められずに目を背けてしまったら、辛いことは
辛いままで終わってしまう。
アリシアさんは幸せを決めるのは結局自分自身であって、
自分の心ひとつで幸せな世界にもそうでない世界にもなる
と言ったけど、それには、理想郷でない世界、その現実を受け止め、
すべての辛いことも幸せな事も、しっかりと自分の中で受け止めて
処理できるだけの心の強さが必要なのではないだろうか。
この話はARIAという作品の中では異質で、テイストが違うととらえられる
事が多いけど、改めてアニメとして見てみたら「幸せは自分の心次第」
という作中で語られてきた作者からのメッセージとは繋がっていたんじゃ
ないか、と今回アニメ版を見て気付きました。