アジアカップ開幕戦について

かなり今更感もありますが…3日前か

オシムさんのサッカーの浸透度がどれぐらいか、って所については攻撃面ではかなり浸透してきてるかな、と思います。中盤から前線にボールが入ってからの細かいパスワークの崩しはもう既に意識しなくても自然に出るレベルになってきてるみたい。攻撃のアイデアは豊富に見える。問題はガチガチに引いてる相手に対して効率よく攻められてなかったかなーと思った。高原１トップなので前線でボールが納まる機会があまりなくて、手数をかけないと崩せてないのが問題かな。後、加地さんがほとんど勝負に行かなかったのはちょっと不満か。攻撃回数は多かったけど勝負を仕掛けたのは1,2回あるかないかか。

高原の１トップに中村、山岸の２シャドーという形については…山岸は動き自体は悪くなかったけど、やっぱりゴール前に近づくほどにプレイが雑になるのはいただけない。巻にしてもジェフ勢はそういった傾向強いね。オシムの戦術は頭に叩きこまれているものの、最後の場面で決定的な仕事が出来ない。高原のように多少悪くても少ないチャンスで結果を出すのとは逆。このあたり、やはりキャリアも経験の差もふまえて一流と二流の違いなのかなあ、と思った。山岸は外してＦＷ入れたほうが良いかなあ。後、遠藤中村と中村俊を同時期用するのは攻撃のパターンは増えるけど、パスの受け手になるような選手ではないからあまり良くないような気もしたり。

失点の場面はいただけないなー。壁とＧＫの指示が完全にミスになってる。オシム爺が壁作ってる時にどなりまくってたらしいから、完全に油断だな。相手に入られて壁を割られるとか最悪だし、セバスチャンの前のＦＫ見てればどんな球種が来るのかはわかってるはずなのに…全体的にもう勝ったーって思って気が抜けてたのかなあ。

悲観すべき状況でもないけど、楽観視出来る状況でもないのは確か。堅守速攻が持ち味のずる賢い難敵相手に確実に勝たなければいけないというのは簡単な事ではないからなあ。