夏アニメ個人的ランキング


とはいえ、春アニメで見ているのが高確率で2クールか4クールだったので、見てる本数自体はかなり少ない、なので個人的トップ3まで。


1・バッカーノ!




見た限りではこれがベストかな。たぶんアメリカの禁酒法時代?な世界観は好みだし、スカっぽい音楽がそれにまた合ってる。OPといい、大好きだったカウボーイビバップを思い起こさせてくれるなあ。声優も目茶目茶豪華、子安かっこいいよ子安。
登場人物全員が主人公、というのを謳ってるみたいだけど、さすがにそれらしくストーリーはゴチャゴチャして把握し辛い、けどたぶんそれが仕様なんだろうな、とは思います。今の所キーとなるのは「不死者」かな、フィーロがそれっぽい。ストーリーがどこに重点が置かれてるのか、そして誰が敵か、誰が誰の味方か、進んでいくごとにわかってくるだろう。誰に感情移入するのか、それは見てるほう次第って所か。「登場人物がストーリーに当てはめられる」系よりも、こういう「登場人物がそれぞれの意思で動いて、それを元にストーリーが作られていく」系は見てて楽しい。



2・さよなら絶望先生


さよなら絶望先生 特装版1 [DVD]

さよなら絶望先生 特装版1 [DVD]


強引な手法で知られるスタチャ主導ながら、原作の作風とアニメ製作側の得意分野、作りたいものが完璧なマッチングを果たした奇跡の融合作品。思えばネギま!?も4話ぐらいまでは誰もが認める良作だったんだよな…でも回が進むに従って新房監督の得意とする作風と、ネギま自体の芯にある少年漫画的な部分の乖離が決定的なものになっていったように思う。要するにミスキャスティングだったんだろう。今回は1クールの上、何をしてもブレーキがかからない、アニメの作り手としては理想的な環境だと思う。アングラの舞台を見ているような視聴者を選ぶ過剰なエロス部分とサイケデリックな演出、そして存分に盛り込まれた遊び心と実験的映像…正直見るほうはかなり選ばれると思うけど、フィーリングが合う人にとっては凄い名作なんじゃないかな、と。つくづくアングラな作品だ。



3・ひぐらしのなく頃に解


[rakuten:book:12090601:detail]

1クールだよね、確か。必然性という面ではどうかな?と思うけど厄晒し編は普通にいいオリジナルだったと思う。視聴者に1期を思い出させるためのものだったのかな?沙都子だけが行き残るというパターンは無かったはず。結局グルだった看護婦によって消されてしまう訳だが…、後味は悪いな。既に犯人知ってる身にとっては謎解きの楽しみは失われている訳だが、個人的には謎解きよりもひぐらしは「読み物」として優秀な作品だと思うので、普通にわくわくしながらストーリーを楽しめればいいな、と思ってます。ラストの魅音のあのシーンをどんなふうに描いてくれるのか、そしてこれまでのシリーズで視聴者の間にも積み上げられたある感情をどれだけ補完してくれるのか、ラストの編が楽しみだ。声優陣の演技に特に期待しています。