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ARIA The ORIGINATION12話を視聴。まったく…深夜2時回ってアニメ見て一人で涙目になってる、そんな二十ウン才いやすぎると思いながらもとりあえずなんとか更新しようと。4月に試験があるのでそっちにかかりっきりにならないといけない状況下の為ずーっとブログ更新はほっぽってましたが、別に病院に担ぎ込まれた訳ではありません(誰も聞いてねえ)

来週最終回…なのか。原作に続いてアニメも終わりますね。話の流れ的に14話まであるかなーと思ってだだけにちょっとショックだった。原作58話の「遥かなる蒼」の内容をなぞりながら、原作に無かった藍華の昇格試験のシーンと、暁とウッディーの落ちる落ちるコント、そして「どんなプリマになりたいか」というアリシアさんの問いかけに対する灯里の回答…と(原作ではあの水路を抜けた所で終わりだった)。それに対する灯里の回答は、アリシアさんが望んでいたものとは違ったのかもしれないね、でも、それでもよかったんだろうなとは思います。あくまでそれは灯里の今後に対する、本人の決意と意思だったんだから。だから、それによって不合格になるとかそういう事は無かったんだろうな、と思う。
それにしても、筋は知ってるのにやっぱり水路を抜ける時とか案内中とか、どっかにぶつけないかとかミスしないかとか、見てるほうハラハラさせるのは演出として上手いな、と感じました。

後、やはり今回とか感じたのは、本当に、世界は純粋に美しいものだというのを実感させてくれる、そんなアニメだという事。原作の描写もそうだけど、どちらかというとストーリー的にはそれほど起伏の無い、淡々とした話なんだよね。でも、青を基調とした美しい映像、Cholo Clubをはじめとしたインストゥルメンタル、そして牧野由衣の挿入歌、主題歌、そういうものが合わさって、その相乗効果で、この淡々とした物語にドラマ性と説得力を持たせているんだと思う。何が言いたいかというとつまりは映像も音楽も、そして脚本も、全てグッジョブだという事だ。そういう意味では、この作品は本当に良い作り手にめぐり合う事が出来たと思います。アニメ化に際して、いくら原作が良くても、表現者によって様々な特色を持つものが出来上がる。それは技術の優劣のみではなくて、作り手の感性であったり、作品への理解であったりするだろうし、または原作を重視するか、オリジナルを重視するかとか、そういった色々な面に左右されると思う。それは優劣ではなくて、その作り手にしか作れない世界、表現できない世界だと思う。世の中には、メディアミックスに際して、作り手との感性や考え方の相違によって、ファンに納得のいかない出来になった作品もいくつもありました。でも、

ARIAという作品は、その面では本当に幸せだったと、今回を見て実感しました。このアニメは、他のどんなスタジオにも作れない、ハルフィルムメーカーの、そしてサトジュンだけにしか作れない世界なんだと思う。そしてそれは、原作のファンにとっても、正に理想的な選択だったんだと思います。


原作の最終回読んで勢いで注文した月刊ウンディーネが次々に届いている件。アニメでアリスがプリマに昇格した回が関東で放送された、まさにその時ぐらいに届いたんだよね、黄昏の姫君特集号。次の号も藍華の昇格した先週末ぐらいに届いたし…タイミング狙ってるなあ。