アニメ感想7/16


DVDとかのCMを見る限りでは、それぞれのヒロインのエピソードを一巻に収録するような感じになるのか。そしてOPはそれぞれのヒロインのキャラソンになると…今回の千和さんのキャラソンは非常に良かった。詳しくは失念したけど、meg rockさんが関わって種。
本編のほうはサービス全開のひたぎさんと暦君のやりとりな前半、忍野さんの所にいってからは新房ワールド炸裂な後半。ひたぎさんに罵倒され続ける暦君に軽く同情。まあ童貞と罵られるのは仕方ないようなピュアーな反応で良かったですがね。蟹の描写は素直にすごいなあと思った。透明な蟹のベースに「蟹」という文字が高速で流れていく斬新な表現でした。前半の新聞紙を部屋中にはりつけた生活観の無い部屋も印象的。なんか家というよりは、ドラマとかの収録現場みたいな感じだったなあ、途中でなんかセットの裏側が見えるような演出もあったような気がしたし。


ひたぎの母がらみの過去については想像以上に重くてやや驚いたけど、「想い」と「重い」をかけたオチはなかなか印象的。母への想いとしがらみを捨てたかわりに、自分の「重い」も一緒に捨ててしまった、と。重し蟹ってのは九州あたりの民間伝承と忍野さんは言っていたけど、調べたけど見つからなかった。やはり物語中の創作?


ひたぎの泣きのシーンはさすが、泣きの演技に定評のある中の人だけはある。後、1,2話通してみた所では忍野さん役の櫻井さんが非常に良いと思いました。なんか今までは見かけたら細身のイケメンばっかりだったので、今回のような味のある中年役は新鮮だった。あまりテンションの上下の無い中でいろんな感情の動きを表現するのは難しいと思うけど、このへんは流石ですなあ。


原作を読んでる人がどういうふうに感じているのかはちょっと推し量れないのでなんとも言えないのですが、個人的にはシャフト製作は良かったんじゃないかなと今の所は思います。まあ感じ方は人それぞれなんですがね。ああでも実写の風景を使用するのはまあいいとして、実写の人を使用するのは勘弁してほしい…現実に引き戻されるから。


おおー、製作会社が変わったというのに一期の世界観や質をそのまま受け継いでる。むしろ背景とか人物の作画の質は上昇してるかも…素晴らしい事です。相変わらずわっちかわいいよわっち。あれからさらに時を重ねて夫婦度がアップしたかのようで、ホロとロレンスの会話を聞いているとニヨニヨしてしまう俺きめえ、とても人と一緒には見れないな。ラジオでは二人の会話は絶妙に噛みあってないのにねえ今回の舞台はクメルスンという町…新キャラは魚商人のアマーティcv千葉紗子さん、でも女性でなくて青年、なかなかよい感じですね。ホロに惚れるのか?それはそれでアリ…いや、うーん。町で店を構える力也さんのマルクは重要キャラになるのだろうか。次回はまた新キャラが出そうですが。
それにしてもロレンスはもうちょっと自分に素直に言葉を発せるようになるといいと思います。別に好きだーとか言わなくてもいいとおもうんだが…そのあたりはすっきりしなかった。それがまあタイトルの「ふとした亀裂」になるんだろうけれども。




物語が動き始める2話…真里亞がベアトリーチェからの手紙を読むときの表情が怖すぎてもう…声のトーンも変わったからなんか憑依したように見えたよ(;´Д`)
2話目で6人の犠牲者…とりあえず漫画版の描写が凄まじかったので覚悟を決めて待ったけど、さすがにやや自重気味になっていて少し安心した…というかやはり漫画版がやりすぎだっただけだな。
譲治と紗音の指輪のシーンは鈴村氏と釘宮さんなのでまあ某あの組み合わせ…いややめとこう。とりあえずデレのシーンは良かったよ、うん、さすが。しかし譲治のアニキは最初のゲーム版からすると随分と見た目も声もイケメンになったのう…富竹のDNAはどこへ飛んでいってしまったのかと。
「顔がねえよおおおおお」を省略してしまったのは本当にどうかと思うけど…明らかに倉庫のシーンで戦人の存在が浮いてしまってたさ。あんまり思いたくはないんだけど、小野さん今の所ちょっとだけ浮いてしまってるような気がしないでもない。いや、今回は演出とか絵コンテに問題もあったんだろうけどなあ。前任(?)のひぐらしの圭一を演じた保志さんがほぼ完璧だっただけに、多少厳しい目で見られるかも…。まあ本番はこれからだろうけれども。