取捨選択って大事だよねと思った
イカロスが可愛すぎて脇腹が痛い、いや普通に脇腹が痛い。
天野こずえセンセの「あまんちゅ」が既に5刷までいったらしい。正直読み進めていって、ARIAほど好きにはなれないかな、とも思った。ファンタジックでもここではないどこかでもなく身近な世界に、なじみの無いダイビングというネタ、必要以上に百合百合な演出・・・言ってる事もARIAのテーマの焼き直しのように思えたりして。で、じょじょにブレイド自体からも離れていったり。人の趣向も時によって変わるものだし、なんかもやもやしながらも無理に納得してた。
自分、どうも精神的に弱い部分があってそれはもうどうしようもない部分もあるとは思ってます。通常通りに生活してて、普通にうまく立ち回れてても、仕事の帰りにちょっとしたミスを思い出してどうにもやりきれなくなったり、家でネットしてて好きな物を適当に検索してたら心無いアンチを見かけて凹んだり、逆に自分が嫌いなものが支持されてて凹んだりと、いろいろと不安定な部分がありまして。
ま、そんなこんなで今日も惰性で買ってきたブレイド読んでみたら主人公のひかりちゃんがこんな事言ってたんです。
「わたしは頭(おつむ)のメモリー残量が限られているんですっ」
「だから幸せになることにしか使えませんし そのためならどんな労力も惜しみませんっ!」
ああそうか、といろんなことが急に楽になったような気がしました。
そういえば色んな漫画の中でなんでARIAだけあんなに好きだったのか、とかも。昔から、あの水の町から、天野先生が伝えたい事はずっと続いていたんだなあ、と。人にとって幸せがいろんな形であるように、人によって幸せに生きる方法もいろいろあるんだろうな、と。
心を楽にする方法って、実はそんなに難しい事ではないのかもしれないね。
- 作者: 天野こずえ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2009/08/10
- メディア: コミック
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