ネギま!?24話「ネギ先生、どうやらクライマックスです!」byアキラ
「みんなで一緒に帰ろうね、ネギくん!」by美空 感想
- 荒筋
スタークリスタルの世界に吸い込まれたネギ。偽者のクラスメート達の罠にはまり、時空の
冥界に落とされかけた彼を救ったのは…。
そして、スタークリスタルを手にし、闇に落ちたアーニャとの対決が迫る。
スタークリスタルに吸い込まれた先がOPの世界だったのは素直に拍手。まさかあんなどでかい伏線が
OPに仕組まれていたとは思わなかった。最後の最後でやられた感。
たしかに考えてみれば楓姐がちうの足ふんづけてたりとか、不自然な部分はあったと思うよ。
でもまさか全員が闇の化身で、本物のクラスメートが一人もいなかったとは予想不可能だった。
今あのOPを思い返してみると、そら恐ろしいというか、そんな感じがした。いや、これはやられました。
なんか昔聞いた怖い話で似たような話を思い出したんだぜ?
確か、スパイか何かが屋敷のパーティーに潜入した訳ですよ。そしたら、なんか仲間から通信が入って、
無事か?とか聞かれたそうです。別に何も起こってないので不思議がって訳を聞いてみたら、
「そこに生命反応はお前一人の分しかないぞ」とか言われたとか。そのパーティー会場は人でいっぱい
だったそうです。スパイ以外全員幽霊だった訳ですよ。その話と同種の怖さを感じた。
アーニャとのラストバトルは迫力十分でした。バトル空間の中心に回転物を置いて、まわりの背景な
んかにもしっかりと奥行きを持たせていたので、3D空間で戦っているような印象を受けた。
バトルから和解への流れと感情の動きも良し、そしてさらなるピンチに駆けつけたまさかのあの人の
登場にも熱くなった。しかしモツシチミのマスターってナギだったのね…、そうするとやはりあの
二匹はネギを見守るために派遣されたのだろうか、そうするといろいろ矛盾点も出てくるけど…、
まあいいか、!?だし(オイ
全体的な作画も良好で、ベタベタだけど最後の締めも良かった。ここで最終回でもよかったんじゃね?
という展開からあと2話残ってる所にも期待が持てる。
とりあえず残ってる伏線としては
- ネギ君はパートナーに誰を選ぶ?
- サウザンドマスターとの邂逅はあるのか
今日まさに助けに来た親父との再会は十分考えられるし、のどかをはじめネギ君にベタボレしている
多数の生徒の中で、まあなんというか…誰が好きなのか?という事をはっきりさせるんじゃあないか
と思います。一期みたいになあなあで明日菜を選ぶような事にはならんだろうな?夕映の隠していた気持ちとの葛藤が
再びはじまるかもしれないし、原作よろしくのどかの激烈アタックが始まる可能性も無きにしもあらず。
ストーリーは区切りはついたし、カードも全部出た?かな。新房監督。後はもう無茶苦茶な大騒ぎにラブコメ要素満載で
好き勝手やってくれるんだろうなあ、と期待。こっからが本番じゃね?
しかし残念なのはアーニャが闇に落ちた理由がどうも腑に落ちない所。脚本担当の人(金巻さん?)は
どうもアーニャの設定をよく分かってなかったような気がしないでもない。ネギに対するライバル意識なんて
アーニャ持ってたっけ?「ネギのくせに」とか言ってたのはツンデレ要素で本当はそんな事心にも思ってなかった
んじゃなかったのかなあ。俺の読み込みが足りなかったのか、または読み違えていたのか…。
「小さな心の闇を増幅する」という事で、ネギの成功を喜びたいと思っていても、心のどこかで自分の現状と
比べてしまった事でできた小さな闇=嫉妬のようなもの、力を増幅するスタークリスタルがそんな小さな闇も
増幅してしまったのだろうか。
さて、なんかとかちつくちて?というネタが入ってたらしいのを某掲示板で見たのだが…、
とかちつくちてが何か分からない俺は今回に限って超絶負け組。
物語が動き始めると一気に行くなあ、という感想。ここ3話の密度の高さと展開の速さ、質は
これまでを考えると異常。だから1クールで十分とか言われるんだよなあ
返す返すも中盤の質の低下が残念でならない。あれで見なくなった人結構いると思うんだが…
やっぱりシャフトはやればできる人達なんだ。苦手と言われるストーリー物でも、短期間に
力を結集すればこのレベルはできるんだなあ。
よく言えばバラエティ豊かで飽きさせない構成、悪く言えば統一性が無くてバラバラな構成と
いった所か。閑話休題的な話が多すぎてストーリー構成に芯が入ってないように感じていた
けれども、さすがにラストではまとめてくれた。自分としてもこのアニメに関しては先入観
を消しきれなくて、いろんな所でひっかかって心の底から楽しめたとは言えなかったけど、
全て終わってからもう一度見直してみたら、また新しい面白さを発見できるかもしれないと
思いました(作文?)。という事で取りだめしておいたDVDを時間がある時にでも
もう一度見直してみようか。
ネタだけじゃない、いろいろと演出面、技術面でも見るところは多かったと今思い返して
思いました。
後、例の件に関しては、今は何も出来る事はなさそうに感じています。せいぜい素数を数えて落ち着く
ぐらいで。落ち着いてタイムマシーンを探すby銀さんのレベルまではまだ行っていないはず。
情報が散発的すぎる上にその信頼性も確かでなく、どんな規模でやるかもわかっていない。こんな状況
では今後の予想などできるはずもなく…、たぶん今動いたりしたらおそらくだけど全てが悪い方向にしか
転がらないと感じる。4月になって、赤松先生から正式発表があって、概要が講談社から全て発表されて、
そこで初めていろいろと考えていくしかないように感じます。とりあえず2,3考えられるパターンの
うち、最悪の方向に転がらなければいいかな、と。アニメはアニメ、あっちはあっちで独立してやって
くれれば問題は無い訳ですが、講談社はそこまで馬鹿ではないはず。
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