人の生き方を理解するという事は、その人そのものを理解し、肯定する事なのでしょうか〜銀魂108話「言わぬが花」感想


こういう話だったのか、と今更ながら理解できた。原作の時はふーんで終わってたと思うので、狛犬云々のメッセージをあんまり理解してなかったのかな、とりあえずあまりハッピーエンドでもなくて印象薄かったのかも。アニメとかで改めて見ると伝えたい所の演出を強調してくれたりするのでわかりやすいですね。
ギャグパート一切無し、音楽も静かな感じがほとんどでなかなか珍しい回かなと思いましたが、雰囲気を統一してより京次郎の心情にスポットを当てた作りになっていたので、原作の伝えたかった事はわかりやすかった。流し読みだったので正直原作のほうはイマイチかな、と思ってたので、アニメの作りはなかなかだったと思う。特に良かったのがラスト近く、血を流しながら歩く京次郎と銀さんの場面。あそこで銀さん達が野良犬でなく狛犬、といったやりとりをしていますが、そこがその場面にそのまま対比として現れていたと思う。瀕死の人間がいても、町の人達は誰も気に留める事は無い。チンピラが傷ついていた所で、誰も気にする事は無い=京次郎が言っていた、自分が野良犬、という言葉に繋がっていく。でも、銀さんは野良犬でなくて狛犬と言った事、それは、
京次郎が自分のためでなく、「オヤジが自分のせいで息子が自殺した、という事を知らないまま逝った事」「欝造が自殺した、という事実を世間に知らせる事無く、自分が手にかけた、という事にした」という事を最後まで隠し通すために、自分で全てをかぶって死のうとした事を、銀さんが知っていたから。それを知らない人にとっては、京次郎は野良犬でしかない。でも、それを知っている銀さんにとっては、仁義を通して、守りたいものを守った立派な狛犬だという事なのでしょう。個人的にはシリアス回も結構好きなんだけど、全部性に合う訳でなくて、これはそれほど評価は高くはないんだけど、よくよく理解すればなかなか話としてはよくできてるんではないかと思います。後杉田さんの声質はシリアス回になると映えるなと思った。話とか登場人物の心情に自分がリンクすると演技がよくなるタイプなのかな、杉田さん。


そしてどシリアスの後は次週またギャグの神回キタ━(゚∀゚)━! ヅラの出る短編にハズレ無しの勝手に作った法則発動で


http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/gintama/special.html


テレ東公式のFAXインタビューはかなり進んで今七人目まで来てます。アフレコ現場の臨場感ある話が聞けてなかなか興味深い。


しかし…
Q、自分の演じるキャラクター以外でお気に入りのキャラクターは??
A(鈴村健一)やっぱり悟空ですね。スーパーサイヤ人ですし。


マテマテwwwww