寝る前に


最近有名人の訃報が多いように思う。昔はそんなに意識しなかった、というか、馴染の無い有名人が多かったから、それほど意識しなかったのかもしれない。昭和の歌姫と言われた人の時も、両親や祖父母が大騒ぎしているのが不思議に思ってたしなあ、ほとんどその時に初めて名前を聞いたぐらいだったし。


まあでも、少し前ぐらいからTVやらで馴染の人達の訃報が伝えられるようになってきたな。そろそろそういう時期に入ってきたのだろうか。


ネット上では負の感情ほど伝播しやすいと聞いた事があります。それがいわゆる「炎上」とか「祭り」といった事が多くネット上で起こる要因の一つであるとか。怒りとか憎しみとかそういったもの以外に、哀とか悲とかそういったものも含まれるのだろう。


田の中さん、郷里さん。いずれも声優界の大御所で、出演された作品に触れる事も多かったと思う。最初に聞いた時もそういった悲哀の感情は生まれていたし、残念だと思ってもいたと思います。それから数日後、pixivでお二人の追悼絵をじっと見ていたら最早涙が止まらなくなっていた。それは負の感情、悲哀の感情の伝播でもあったように思う。ただ、それは確かに分類であればマイナスの感情であろうと思うけど、よい事なのか悪い事なのかといえば、良い事なのではないかと思う。同時にまた、そういった声のプロの方が、予想以上に深く自分達の生活の中に存在するのだという事も再認識させられた。実際に顔出しをするタレントの人たちよりも更に自然に、さりげない感じで。



以下、pixivの哀悼絵をいくつか。